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2010年9月20日 (月)

(174)熱性痙攣について ~医学知識①~

今回、搬送された病院から説明の為にもらった資料。抜粋/語尾などの変更を含め、ご紹介致します。

■熱性痙攣とは

その名の通り、子供が熱を出した時に起こる痙攣の事。普通は38℃以上の発熱に伴い、乳幼児期に生じる痙攣を指す。この痙攣を単純性の熱性痙攣と呼ぶ。

原因はハッキリとはしていないが、乳幼児期の子供の脳は未発達の状態なので、発熱をきっかけとして脳の異常な興奮が起こり、痙攣してしまうのではないかと考えられている。

■単純性の熱性痙攣とは

①痙攣が15分以内に自然に止まり、

②24時間で1回しか起こらず、

③痙攣の型が全身性(通常の場合、両足を突っ張り、両手をぎゅっと握りしめるような体勢をしながら、痙攣している)で、

④もともと神経の病気を持っていない。

という4つの項目をすべて満たす場合は単純性と見るのが一般的見解。

■熱性痙攣は珍しい病気か?

日本人の場合、7~8%の子供に起こると言われている。(小学校の30人クラスのうち、1~2人は必ずいる計算になる。)即ち、特別珍しい病気とは言い難い。

■何歳くらいに多いか?

通常は、生後6か月から6歳までの間に起こる。中でも、最も起こし易いのは1歳半~2歳くらい。逆に言うと、生後6か月以前や6歳以上に起こる痙攣は、普通の熱性痙攣ではない可能性がある。

■どういう子供に起きやすいか?

ある程度、遺伝的な要素があることが知られている。父母、兄弟が痙攣を起こしたことがある場合は、起こる可能性は高くなる。男女比は1.4:1.0で、男の子の方が若干多い傾向を示す。

■どういうときに痙攣が起きやすいか?

普通の熱性痙攣の場合、熱が出てすぐに痙攣することが多い。熱に気づいてから24時間以内(多くは12時間以内)。2日目、3日目に痙攣を起こすことはない。

■痙攣は繰り返すか?

過半数(60~70%)の場合は繰り返さず、1回だけ。その後痙攣することはない。残りの30~40%は再び痙攣を起こすが、3回以上繰り返す子供は、熱性痙攣全体の9%程度。何度も起こすことは決して多くない。

繰り返す場合、初めての痙攣から2年以内が殆ど。

■将来、なにか障害が残るか?

もともと神経のご病気があったり、発達の異常を指摘されていない場合、熱性痙攣が原因で、その後、明らかな神経系の異常が出ることは殆どない。

■痙攣中の対処

先ずは、落ち着くこと。

布団の上などの安全な場所に寝かせる。体温を測定し、痙攣の型(左右差などがあるか)、眼はどちらを向いているか、発作がどれくらいの時間継続したかを観察すること。

そして、今回、我が家でしたように、口の中には物や指を決して入れないこと。これは、のどを刺激することで逆に子供が吐いたり、口の中を傷つけたりして、窒息する危険性が増すため。

もし、子供が吐いた場合は、吐いた物をのどに詰まらせないため、顔を横向きにし、見える範囲の吐いた物を拭う。この場合も、口の奥のものまで取ろうとしないこと。

■病院での治療

既に痙攣が止まっている場合には特別な治療はせず、経過の観察が殆ど。数分以上痙攣が持続している場合には、抗痙攣薬の注射を行うことがある。

■今回の我が家の痙攣は防げなかったか?(痙攣前に病院に診察に行き、薬を処方されていることを踏まえて)

結論から言うと、防げなかった。防ぎようのない事が起きた。座薬を処方されたが、座薬の使用法についての認識も間違っておらず、今後も座薬の投入タイミングは、認識の通り実行すること。と回答を得た。

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